バンコクでは今、電車だけでなく、電気バス、川を走る電気ボート、電動トゥクトゥクまで走っています。このガイドでは、2026年に利用できる低排出の移動手段を、サイクリングや徒歩も含めて紹介し、料金や支払い方法、そしてグループで専用車を使ったほうが合理的なのはどんな場合かを解説します。
エコな移動手段の一覧
| 移動手段 | 利用できる場所 | 料金の目安 | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| BTS、MRT、エアポート・レール・リンク、レッドライン(電車) | バンコク | 1回12〜65バーツ | 市内のほとんどの移動 |
| タイ・スマイル・バス(Thai Smile Bus、電気バス) | バンコク | 15〜25バーツ | 電車が通っていないルート |
| タイ・スマイル・ボート(Thai Smile Boat、電気ボート) | バンコクのチャオプラヤー川 | 船着き場で確認 | 川沿いの移動 |
| MuvMi(ムーブミー)の電動トゥクトゥク | バンコク中心部の指定エリア | 約33〜62バーツ | 駅までの短い移動 |
| ガイド付き自転車ツアー | バンコク | 約1,250バーツから | 緑の多いエリアや静かな路地 |
| 徒歩と渡し船 | バンコク旧市街 | 5.5バーツ(渡し船) | 川沿いの寺院めぐり |
| グループ向けの専用車(Smile Taxi Service) | 空港送迎と都市間ルート | 1台あたり600バーツから | 荷物の多いグループ |
このガイドに記載した他社の料金や所要時間は2026年9月に確認したものです。旅行前に各運営会社で最新情報をご確認ください。
低排出の移動手段を選ぶ理由
- 1人あたりの汚染が少ない: 満員の電車、バス、ボートは一度に多くの乗客を運びます。
- 渋滞に巻き込まれない: バンコクの高架鉄道と地下鉄は道路を通りません。
- 費用が安い: 公共交通機関はタクシーよりずっと安く利用できます。
バンコクの電気鉄道網
BTSスカイトレイン、MRT各線、エアポート・レール・リンク、タイ国鉄(SRT)のレッドラインは、いずれも電気で走っています。
- BTSスカイトレイン(スクンビット線、シーロム線、ゴールドライン):基幹区間は17〜47バーツ、基幹区間と延伸区間をまたぐ乗車は最大65バーツです。アイコンサイアム(ICONSIAM)へ行くゴールドラインは17バーツです。BTSの1日乗車券(One-Day Pass)は150バーツです。
- MRTブルーライン: 2026年7月3日から17〜44バーツです。
- MRTピンクラインとイエローライン(モノレール):15〜45バーツです。
- エアポート・レール・リンク(スワンナプーム〜パヤータイ):15〜45バーツ、全区間で約26〜30分、運行時間は05:30〜24:00です。
- SRTレッドライン: 距離に応じて12〜42バーツです。ダークレッドラインはドンムアン空港に乗り入れており、第2ターミナルから屋根付きの連絡通路で駅まで行けます。
支払い方法
支払い手段は2種類用意しておきましょう。
- タッチ決済対応のVisaまたはMastercard: MRTのブルー、パープル、ピンク、イエローの各線、エアポート・レール・リンク、レッドラインの改札でタッチできます。2026年6月1日から、ブルーラインとパープルラインではタッチ決済対応の銀行カードと片道用のトークンしか使えません。海外発行のデビットカードは使えない場合があるため、クレジットカードを使いましょう。
- BTSにはラビットカード、1日乗車券、または片道乗車券: BTSでは銀行カードが使えません。片道乗車券は、硬貨またはタイのQR決済に対応した券売機で購入します。ラビットカード(Rabbit card)は発行手数料120バーツに加えて100バーツ以上のチャージが必要で、イエローライン、ピンクライン、チャオプラヤー・エクスプレス・ボートでも使えます。
乗車時と降車時は同じカードでタッチしてください。2026年11月30日までは、タッチ決済カードで支払うと、レッドラインとMRTパープルラインで1日の上限額40バーツが適用されます。2027年1月1日からは、バンコクの全鉄道路線で共通の運賃(1回17〜45バーツ)が導入される予定です。
電気バス
タイ・スマイル・バスがバンコクで電気バスを運行しています。運賃は距離によって決まります。
- 4 km未満は15バーツ
- 4〜16 kmは20バーツ
- 16 kmを超えると25バーツ
高速道路を通る場合は2バーツ高くなり、空港路線には10バーツの追加料金がかかります。乗降時には同社のHOPカードでタッチします。
そのほかの市内バスでは、扇風機バスが8バーツから(23:00〜05:00は9.50バーツ)、エアコンバスが距離に応じて約12〜25バーツで、車掌に現金で支払います。ViaBusアプリでバスの現在位置を確認できます。
電気ボート
タイ・スマイル・ボート(旧MINE Smart Ferry)が、チャオプラヤー川で電気ボートを運航しています。メトロラインが2026年1月5日に運航を再開してからは、3つの航路で運航しています。航路と運賃は船着き場で確認してください。
センセーブ運河(Khlong Saen Saep)まで延伸していた電気ボートの運航は、2025年9月30日に終了しました。通常の運河ボートは16〜26バーツで、船内で現金で支払います。
電動トゥクトゥク:MuvMi
MuvMiは、専用アプリで予約する乗り合いの電動トゥクトゥクです。シーロム・サトーン、チュラ・チットロム、サイアム、アーリー、旧市街など、バンコク中心部の指定エリア内で、毎日06:30〜22:00に運行しています。運賃は定額で、2026年の例では約33〜62バーツです。
電気自動車とカーシェアリング
- EVmeはPTTグループの一員で、電気自動車をレンタルしています(電話 02 028 2688)。
- Haupcarは乗用車やバンのカーシェアリング・レンタルのプラットフォームで、ドライバー付きの車両もあります。スワンナプーム国際空港とドンムアン空港、チェンマイ、プーケット、パタヤ、クラビなど、1,000か所以上の受け取り場所があります。
タイで運転するには、国際運転免許証を自国の運転免許証と一緒に携帯してください。2026年のあるレンタカーガイドによると、国際運転免許証を持っていない場合は最大2,000バーツの罰金が科され、保険が適用されないこともあります。
サイクリング
バンコク
「バンコクの緑の肺」と呼ばれることの多いバーンクラチャオ(Bang Krachao)は、チャオプラヤー川の対岸、サムットプラーカーン県にある約16 km²の緑地です。北部にあるシーナコーン・クアンカン公園・植物園(Si Nakhon Khuean Khan Park and Botanical Garden)が、気軽なサイクリングやバードウォッチングの中心スポットです。
ガイド付き自転車ツアー:
- Co van Kessel(TATライセンス 11/10279)は、バンコクとチェンマイでツアーを催行しています。3時間のツアーは1,250バーツから、5時間の組み合わせツアーは2,500バーツです。電話 +66 2 639 7351。
- ABC Amazing Bangkok Cyclistsは、バーンクラチャオを走るツアーを含む少人数制ツアーを1,300〜2,400バーツで催行しています。プライベートツアーは1,600バーツからです。
ツアーは暑さと交通量を避けるため早朝に出発します。水を持参し、ヘルメットを着用しましょう。
アユタヤとスコータイ
アユタヤとスコータイの歴史公園を見て回るには、サイクリングが最も人気のある方法で、どちらでも自転車ツアーが催行されています。アユタヤはバンコクから鉄道で71 kmの距離にあり、普通列車で約1時間45分、3等で約20バーツです。バンコクからアユタヤへの行き方とバンコクからスコータイへの行き方のガイドもご覧ください。
自分の自転車を持ち込む場合
タイのほとんどの列車では、自転車を約90〜130バーツで貨物として運べます。駅で貨物用の切符を頼んでください。
徒歩と川
バンコク旧市街では、徒歩とボートを組み合わせると便利です。主な船着き場は、ター・ティアン(Tha Tien、ワット・ポー最寄り)、ター・チャーン(Tha Chang、王宮最寄り)、プラ・アーティット(Phra Arthit、カオサン通り近く)です。ター・ティアンからワット・アルンへ渡る渡し船は現金で5.5バーツ、05:00〜19:00に約10分間隔で出ています。青い旗の観光ボートは1回40バーツ、1日乗り放題パスは150バーツです(2026年8月時点の料金)。
都市間の移動:列車とバス
タイにはまだ高速鉄道がなく、最初の路線の開業も2030年ごろ以降になる見込みです。長距離列車はクルンテープ・アピワット中央駅(Krung Thep Aphiwat)から発車します。チェンマイ行きの列車は11〜15時間かかり、特別急行9列車は18:40に出発して07:15に到着します。都市間バスは、モーチット2(北部・東北部方面)、エカマイ(Ekkamai、パタヤを含む東部方面)、南バスターミナル(南部方面)から出ています。
グループで専用車を使ったほうがよい場合
1人あたりで見れば、公共交通機関のほうが安く、環境にもやさしい移動手段です。専用車が理にかなうのは、家族やグループで車がいっぱいになるとき、荷物が多いとき、または電車が終わる深夜0時ごろ以降に到着するときです。Smile Taxi Serviceの料金は、1台あたり(1人あたりではない)の片道定額料金で、高速道路料金込み、メーター制ではありません。1人でも満員でも料金は同じです(かっこ内は乗車定員)。
| ルート | セダン(最大3人) | SUV(最大5人) | バン(最大7人) |
|---|---|---|---|
| スワンナプーム国際空港(BKK)からバンコク市内 | 600バーツ | 800バーツ | 1,100バーツ |
| バンコクからアユタヤ | 1,500バーツ | 1,700バーツ | 2,000バーツ |
空港でのお迎えには、実際の着陸時刻から60分の無料待機が含まれます。チャイルドシートはご希望に応じて100バーツの追加料金で用意します。料金は到着時にドライバーへ現金(タイバーツ)で支払います。カードでしか支払えない場合は、スタッフにメッセージを送ればPayPalの支払いリンク(手数料5%)をお送りします。お迎えの24時間前まで無料キャンセルです。それ以降のキャンセル・変更は料金の25%(24時間前を過ぎてから)、35%(12時間前を過ぎてから)、50%(2時間前を過ぎてから)、ノーショーは100%で、ドライバーへの現金払いの場合も適用されます(詳細)。スワンナプーム国際空港からバンコク市内へのセダンやバンコクからアユタヤへのバンを予約するか、全ルートと料金をご覧ください。
役立つ電話番号
- ツーリストポリス:1155(24時間)
- BMTA(バンコク大量輸送公社)市内バスのホットライン:1348
- BTSコールセンター:0 2617 6000(06:00〜24:00)
- MRT案内:0 2624 5200
よくある質問
バンコクには電気バスや電気ボートがありますか? はい。タイ・スマイル・バスが電気バス(15〜25バーツ)を、タイ・スマイル・ボートがチャオプラヤー川の3つの航路で電気ボートを運行しています。
バンコクのすべての電車で1枚のカードを使えますか? まだ使えません。BTSでは銀行カードが使えませんが、MRT、エアポート・レール・リンク、レッドラインではタッチ決済対応のVisaまたはMastercardが使えます。2027年1月1日から全路線共通の運賃制度が導入される予定です。
MuvMiの電動トゥクトゥクはいくらですか? 運賃はエリアごとの定額で、2026年の例では約33〜62バーツです。
電気自動車をレンタルできますか? はい。EVmeが電気自動車をレンタルしており、Haupcarはカーシェアリングを提供しています。国際運転免許証を自国の運転免許証と一緒に携帯してください。
バンコクで車の少ない場所をサイクリングするならどこですか? 川の対岸にあるバーンクラチャオです。北部には植物園があります。
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