タイ全土に共通する「ベストな月」はありません。バンコクとチェンマイで最も過ごしやすいのは11月〜2月で、雨が少なく夜は涼しく、バンコクでは一年で最も湿度が低い時期です。プーケットとアンダマン海側では、12月〜3月が最も乾燥した時期です。サムイ島と南部のタイ湾側は事情が異なり、10月〜12月が最も雨の多い時期で、2月〜9月が比較的乾燥した時期です。
以下の気温と降水量は、タイ気象局(Thai Meteorological Department、TMD)の観測所データによる1991〜2020年の平年値です。平均的な一年の姿を示すもので、予報ではありません。
地域別の早見表
| 地域 | ベストシーズン | 雨が最も多い月 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| バンコク | 11月〜2月 | 9月、10月 | 4月の暑さ |
| チェンマイと北部 | 11月〜2月 | 8月、9月 | 3月・4月の煙とヘイズ(煙霧) |
| プーケットとアンダマン海側 | 12月〜3月 | 9月、10月 | シミラン諸島は5月中旬〜10月中旬に閉鎖 |
| サムイ島と南部のタイ湾側 | 2月〜9月 | 10月〜12月 | 11月・12月の洪水リスク |
| パタヤ | 11月〜4月 | 9月、10月 | 雨季のにわか雨(ピークは10月) |
タイの三つの季節
涼季:10月中旬〜2月中旬
バンコクでは12月が一年で最も湿度の低い月(65.6%)で、12月と1月の平均最高気温は32.3〜32.7°Cです。チェンマイでは夜は本当に涼しく、1月の平均最低気温は15.7°Cです。最も標高の高い山では氷点下になることもあります。2025年11月27日には、ドイ・インタノン(Doi Inthanon)山頂の気温が2°Cで、最も冷え込んだ地点では−2.3°Cを記録しました。
暑季:2月中旬〜5月中旬
暑季の最高気温は通常35〜39°Cで、特に暑い日は40°Cを超えます。バンコクで最も暑いのは4月で、平均最高気温は35.7°Cです。バンコクで40°Cに達することもありますが、まれです。4月のチェンマイはさらに暑くなります(平均最高気温36.7°C)。
暑季も、両海岸ともにビーチを楽しめる天気が続きます。こまめに水を飲み、日中は日陰や冷房の効いた場所で休みましょう。熱中症(意識の混乱、皮膚が熱く乾いている)の場合は1669に電話してください。
雨季:5月中旬〜10月中旬
TMDは、2026年の雨季が2026年5月15日に正式に始まったと発表しました。2026年の降水量は平年より約10%少ないと予測しており、雨が最も強く、鉄砲水のリスクが最も高いのは8月と9月としています。タイ上部(南部以外の地域)の雨は2026年10月中旬ごろに終わる見込みですが、南部のタイ湾側では12月まで雨が続きます。
雨が一日中降り続くことは、ふつうはありません。バンコクで最も雨の多い9月でも雨の日は約18日なので、雨が降らない時間のある日も多くあります。屋外の観光は午前中に計画し、午後以降は屋内で過ごせる予定を用意しておきましょう。冠水した道路を歩いたり車で通ったりするのは避けてください。
地域別のベストシーズン
バンコク
首都バンコクで最も快適なのは11月〜2月で、降水量は12月がわずか11.6mm、1月が23.6mmです。雨のピークは9月(335.9mm)と10月(288.7mm)です。スワンナプーム国際空港とドンムアン空港からの定額送迎料金は、Smile Taxi Serviceの全ルートと料金一覧でご確認いただけます。
チェンマイと北部
北部は季節ごとの違いが最もはっきりしている地域です。11月〜2月は日中が暖かく(11月〜1月の平均最高気温は29.2〜30.8°C)、夜は涼しく、降水量は1月がわずか11.3mm、2月が9.6mmです。標高2,565mのタイ最高峰、ドイ・インタノンを訪れるなら暖かい上着を持っていきましょう。12月〜1月の山の朝は氷点下近く、あるいは氷点下まで冷え込むことがあり、山頂への道路は霜で滑りやすくなることがあります。
3月と4月は暑く、煙が立ち込めることもよくあります。2026年4月、チェンマイの大気質は世界最悪となり、大気汚染による災害地域に指定されました。この時期は、屋外で過ごす日を計画する前に、無料アプリのAir4ThaiやIQAir AirVisualでPM2.5の値を確認しましょう。
雨は5月から降り始め、最も雨の多い月は8月(223.3mm)です。ドイ・インタノンのキウ・メーパン自然歩道(Kew Mae Pan)は6月〜10月は閉鎖され、11月1日に再開します。山頂、仏塔(チェディ)、滝は引き続き訪れることができます。
北部への移動については、バンコクからチェンマイへの行き方とバンコクからチェンライへの行き方をご覧ください。
プーケットとアンダマン海側
12月〜3月は西海岸の定番のビーチシーズンです。プーケットで最も乾燥しているのは2月で、降水量は約24mm、雨の日はわずか2.2日です。
5月からは南西モンスーンが大雨をもたらし、9月(350.4mm)と10月(336.0mm)が最も雨の多い月です。シミラン諸島とマヤ湾は雨季の一部の期間閉鎖されます(後述の「アクティビティ別のベストシーズン」を参照)。バンコクからプーケットへの行き方もご覧ください。
サムイ島と南部のタイ湾側
サムイ島では2月(64.3mm)が最も乾燥した月で、2月〜9月が比較的乾燥した時期です。雨のピークは10月〜12月で、10月が294.9mm、11月が444.6mm、12月が263.1mmです。1月もまだかなり雨が多めです(126.8mm)。
10月〜12月にサムイ島、ナコーンシータンマラート、ソンクラーを訪れるなら、日程に数日の余裕を持たせておきましょう。2025年11月下旬にはサイクロン「セニャール」(Senyar)がタイ南部に洪水をもたらし、ハジャイ(Hat Yai)があるソンクラー県が最も大きな被害を受けました。バンコクからサムイ島への行き方もご覧ください。
パタヤ
パタヤはバンコクより雨が少なく、年間降水量は約1,106mmで、バンコクの1,702mmを下回ります。11月〜4月は比較的乾燥した時期で(1月は16.3mm)、最も雨の多い月は10月(224.5mm)です。バンコクからパタヤへの行き方もご覧ください。
アクティビティ別のベストシーズン
ビーチ、ダイビング、シュノーケリング
アンダマン海側でボートツアーに参加するなら、二つの閉鎖期間に注意が必要です。
- シミラン諸島: ムーコ・シミラン国立公園(Mu Ko Similan National Park)は10月15日〜5月15日に開園し、5月16日〜10月14日は閉鎖されます。2026〜27年シーズンは2026年10月15日に開園します。
- マヤ湾: ピピ・レ島(Koh Phi Phi Le)にあるこの湾は、サンゴ礁の回復のため毎年8月1日〜9月30日に閉鎖され、10月1日に再開します。閉鎖期間中もピピ島のボートツアーは運航していますが、湾内には入れません。
すべての海洋国立公園では、オキシベンゾンなどサンゴに有害な化学物質を含む日焼け止めの使用が禁止されており(2021年8月から)、違反すると最高100,000バーツの罰金が科されます。オキシベンゾンを含まない日焼け止めを持っていきましょう。
ハイキングと山
乾燥した日が続き夜が涼しい11月〜2月は、北部でハイキングをするのに最適な時期です。雨季には閉鎖される歩道や公園もあります。キウ・メーパン自然歩道のほか、ルーイ県のプー・クラドゥン国立公園(Phu Kradueng National Park)も毎年6月〜9月は閉鎖されます(公園情報は2026年9月に確認)。出かける前に、国立公園局(Department of National Parks)のホットライン1362で確認してください。
寺院と街歩き
寺院は一年中訪れることができますが、長く歩き回るのに最も快適なのは11月〜2月です。バンコクの王宮では、肩と膝を覆う服装にしてください(短パンやノースリーブは不可)。王宮は毎日08:30〜16:30に開いており、チケット販売は15:30に終了します。
旅程を組む前に知っておきたい祭りと日程
| 日付 | イベント | 場所 |
|---|---|---|
| 2026年10月10〜18日ごろ | ベジタリアン・フェスティバル(菜食祭) | プーケット・オールドタウン |
| 2026年10月12〜16日 | IMF・世界銀行の年次総会(10月16日はバンコクの休日) | バンコク |
| 2026年10月26日 | 出安居(オークパンサー) | タイ全土 |
| 2026年11月24日 | ロイクラトン | タイ全土 |
| 2026年11月23〜25日ごろ | イーペンとロイクラトンの行事 | チェンマイ |
| 2026年12月15〜19日 | シリキット王太后の王室火葬儀礼 | バンコクのサナームルアン |
| 2027年2月6日 | 春節(中国正月) | バンコクのヤワラート(中華街) |
| 2027年2月5〜7日(予定) | フラワー・フェスティバル | チェンマイ |
| 毎年4月13〜15日 | ソンクラーン | タイ全土 |
王室火葬そのものは、2026年12月16日に王宮の隣にあるサナームルアンで執り行われます。チェンマイでの大規模なランタン上げは、市外の許可を受けた会場で行われるチケット制のイベントです。2027年のフラワー・フェスティバルの日程はまだ正式に発表されていません。
どの季節でも変わらない移動手段
Smile Taxi Serviceの料金は、季節や天候によって変わりません。すべて1台あたり(1人あたりではない)の片道定額料金、高速道路料金込みで、メーターは使いません。料金の例は次のとおりです。
| ルート | セダン | SUV | バン |
|---|---|---|---|
| スワンナプーム国際空港からバンコク市内へ | 600バーツ | 800バーツ | 1,100バーツ |
| スワンナプーム国際空港からパタヤへ | 1,200バーツ | 1,500バーツ | 1,800バーツ |
| プーケット国際空港からパトンビーチへ | 1,000バーツ | 1,100バーツ | 1,400バーツ |
| スワンナプーム国際空港からチェンマイへ | 7,500バーツ | 8,500バーツ | 10,000バーツ |
| チェンマイからチェンライへ | 2,500バーツ | 3,000バーツ | 3,800バーツ |
空港でのお迎えには、無料待機60分(実際の着陸時刻から)が含まれ、フライト状況はスタッフが確認します。お支払いは到着時にドライバーへ現金(タイバーツ)で。カードでしか支払えない場合は、スタッフにメッセージでPayPalの支払いリンク(手数料5%が加算されます)をご依頼ください。お迎えの24時間前まで無料キャンセルが可能です。それ以降のキャンセル・変更は料金の25%(24時間前を過ぎてから)、35%(12時間前を過ぎてから)、50%(2時間前を過ぎてから)、ノーショーは100%で、ドライバーへの現金払いの場合も適用されます(詳細)。
涼季に山で一日を過ごすなら、終日の「チェンマイ+ドイ・ツアー」(Chiang Mai + Doi Tour、最長10時間)の料金は、セダン3,300バーツ、SUV 3,500バーツ、バン4,000バーツ、VIPバン4,500バーツです。プライベートツアーと日帰り旅行をご覧ください。
役立つ電話番号
- ツーリストポリス:1155
- 救急医療:1669
- 警察・一般緊急通報:191
- TMD気象ホットライン:1182
- DDPM災害ホットライン(防災・減災局):1784
- TATコールセンター(タイ国政府観光庁):1672
スマートフォンにT-Alert(タイの全国携帯電話警報システム)の警報が表示されたら、その指示に従ってください。
よくある質問
タイの雨季はいつですか? 公式には5月中旬〜10月中旬で、2026年は5月15日に始まりました。サムイ島と南部のタイ湾側では、雨は12月まで続きます。
プーケットのビーチに最適な月はいつですか? 12月〜3月です。最も乾燥しているのは2月で、降水量は約24mmです。
サムイ島の天気はプーケットと正反対ですか? おおむねそのとおりです。プーケットで最も雨が多いのは8月〜10月ですが、サムイ島では10月〜12月で、11月は444.6mmに達します。
2026年後半のバンコクで避けたほうがよい日程はありますか? 10月12〜16日ごろ(IMF・世界銀行の年次総会。10月16日はバンコクの休日)と、12月15〜19日(サナームルアンでの王室火葬儀礼)です。セキュリティチェック、混雑、道路の通行止めを想定しておきましょう。
防寒着は必要ですか? 必要なのは、おおむね11月〜2月の北部と山岳地帯だけです。チェンマイの1月の夜の平均気温は15.7°Cで、高い山の山頂では0°Cを下回ることもあります。
天気や大気質はどこで確認できますか? 予報はTMDの無料アプリ「Thai Weather」かホットライン1182で、PM2.5はAir4ThaiかIQAir AirVisualで確認できます。