タイの食事は、みんなで分け合い、ゆったりと楽しむもので、中心にあるのはご飯です。旅行者が作法を間違えても、タイの人はたいてい大目に見てくれます。それでもいくつかの習慣を知っておけば食事がしやすくなり、もてなしてくれる人への敬意も伝わります。以下の料金や規則は2026年9月に確認したものです。
タイ式の食べ方
テーブルの真ん中に置かれる取り分け料理
タイの食事は大勢で囲むものです。テーブル全体で何品か注文し、料理は真ん中に並べられて、各自が好きなものを取り分けます。
- ひとつの料理から少しずつ取り、ご飯と一緒に食べてから、別の料理に手を伸ばします。
- 最初に自分の皿をいっぱいにするのではなく、食事の進み具合に合わせて何度か取りに戻ります。
- ほかの人の分を十分に残し、最後の一切れは自分が取る前にまず誰かに勧めます。
- 取り分け用のスプーンがあるときは、自分のスプーンではなくそちらを使います。
食事の中心はご飯
タイ中部では、ふつう一人ひとりに蒸したご飯(カオ、khao)の皿があり、カレー、スープ、炒め物などのおかずを少しずつご飯と一緒に食べます。すべての料理を一度に自分の皿に盛ると、欲張りに見えてしまいます。北部と東北部(イサーン)では、蒸したご飯の代わりにもち米(カオニャオ、khao niao)がよく食べられます。
スプーン、フォーク、箸、そして手
スプーンとフォーク
タイで主に使う食器はフォークではなくスプーンです。
| 食器 | 持つ手 | 役割 |
|---|---|---|
| スプーン | 右手 | 料理を口に運ぶ |
| フォーク | 左手 | 料理をスプーンに押し乗せる |
口に入れるのはスプーンだけで、フォークを口に運ぶことはありません。タイ料理の多くは一口大に切って出されます。魚やオムレツのようなやわらかいものは、スプーンの縁で切り分けます。
箸
箸は汁麺を食べるときに使い、スープ用のスプーンと一緒に使うのが一般的です。中華料理店でも箸を使います。ご飯とカレーにはスプーンとフォークを使いましょう。
手
イサーンや北部の食事では、もち米を手で食べます。右手でかごから少量取って丸め、ソムタムや焼いた鶏肉などのおかずをそれでつまんで食べます。軽食の中にも手で食べるものがあり、たとえばミアンカム(miang kham)は、葉っぱでいろいろな具を小さく包んで食べる料理です。
テーブルマナー
席と取り分け
- 家族の食事やあらたまった食事では、招いてくれた人が席を示すまで待ちます。年長者や主賓が先に座るのが一般的です。
- 招いてくれた人や最年長の人が、まずゲストに料理を取り分けてくれることがよくあります。勧められたものは、たとえ少しでも受け取るのが礼儀です。
- 低いテーブルや床に敷いたマットで食べるときは、先に靴を脱ぎます。
食事中
すること:
- まわりの人と同じペースで食べます。タイの食事は急ぐものではありません。
- 料理が気に入ったら**「アロイ」**(おいしい)と言いましょう。
避けること:
- 皿に料理をたくさん残すこと。少なめに取って、おかわりするほうが好まれます。
- スプーン、フォーク、箸で人を指すこと。
- 食卓で鼻をかむこと。
- 何か問題があったときに、声を荒らげたり怒りを見せたりすること。落ち着いて丁寧にお願いするほうがずっとうまくいきます。
注文と支払い
グループでの注文
タイでは一人ずつではなく、テーブル全体で注文します。辛い料理と辛くない料理、汁気のある料理と汁気のない料理を組み合わせると、バランスのよい食事になります。グループに唐辛子が苦手な人がいる場合は、注文のときに**「マイ・ペット」(辛くしないで)と伝えましょう。ただし、多少の辛さは残ることがあります。食べられない食材があるときは「マイ・サイ……」**(……を入れないで)と言い、アレルギーや食事上の決まりがあればタイ語で書いたメモを持ち歩いて、店の人に見せましょう。
屋台では、注文を受けてから調理している繁盛店を選び、水はボトル入りかろ過したものを飲みましょう。
お会計
- タイ人の友人や家族のグループでは、招いた人や最も目上の人など、一人が全員分を支払うことがよくあります。誰かがどうしても払うと言ってくれたら、お礼を言い、次は自分が払うと申し出ましょう。
- 屋台や市場では、店の人に直接支払うのが一般的で、料理が届いたときに払うことも多くあります。小額紙幣を用意しておきましょう。
- レストランのメニューで価格の後ろに**「++」とある場合は、10%のサービス料と7%の付加価値税(VAT)が会計に加算されるという意味です。「Net」**とあれば、どちらもすでに含まれています。
- 屋台ではチップは求められません。会計にサービス料がすでに含まれている店で、さらにチップを渡すかどうかは自由です。
特別な場面
タイの家庭に招かれたら
- 果物やお菓子など、ちょっとした手土産を持っていきます。
- 玄関で靴を脱ぎます。
- 料理をほめ、食事の終わりには招いてくれた人にお礼を言います。
- 断られるかもしれませんが、片付けの手伝いを申し出ると親切です。
僧侶
仏教の僧侶は伝統的に正午を過ぎると食事をとりません。女性は僧侶に触れてはならず、食べ物を含め、どんな物も直接手渡ししてはいけません。僧侶が受け取れる場所に置くか、男性に渡してもらいましょう。
ワイであいさつ
ワイはタイ式のあいさつで、両手のひらを合わせ、軽く頭を下げます。タイ人のホストや年長者がワイであいさつしてくれたら、ワイで返しましょう。レストランに入ったときに店のスタッフがワイで迎えてくれた場合は、笑顔で軽く会釈するか、「コップン」(ありがとう)と言えば気持ちのよい返事になります。
2026年の飲み物とお酒
外食に関わるお酒の規則は次のとおりです。
- 午後2時から午後5時までの販売を禁じていた以前の規制は廃止されました。2026年5月29日付の規則により、お酒は毎日11:00から深夜0時まで販売できます。深夜0時から11:00までは販売されません。
- 仏教の祝日には、全国で24時間お酒の販売が禁止されます。2026年の次の該当日は10月26日のオークパンサー(出安居)です。この日は商店やほとんどのレストランでお酒を販売できませんが、許可を受けたホテルや娯楽施設では提供できる場合があります。
- 飲酒が認められる年齢は20歳からです。
- 公園、公共交通機関、政府の敷地内での飲酒は禁止されています。違反すると最大10,000バーツの罰金が科されることがあり、2025年後半からは、販売者だけでなく、禁止された時間や場所で飲んだ客にもこの罰金が適用されています。
- 寺院、学校、病院、ガソリンスタンド、公園の近くではお酒を販売できません。
食卓での乾杯の言葉は**「チョン・ケーオ」**(乾杯)です。
地域ごとの習慣
- タイ北部:カントーク(khantoke)ディナーは、低いテーブルを囲んでマットに座り、伝統舞踊を見ながらいただく北タイの食事です。チェンマイのウアラーイ通り(Wualai Road)にあるオールド・チェンマイ・カルチュラルセンター(Old Chiangmai Cultural Center)は、1971年からカントークディナーを提供しています。2026年9月時点では、レストランの開店は18:30ごろ、舞踊ショーは19:10ごろから20:30ごろまでで、お酒はディナー料金に含まれていません。曜日、時間、料金は予約の際にセンターに確認してください(電話 +66 95 145 0296)。
- 10月のプーケット:ベジタリアン・フェスティバル(九皇斎)の期間中は、多くの人がジェー料理を食べます。ジェー料理には肉、乳製品、卵、お酒が含まれず、五葷と呼ばれる5種類の香りの強い野菜(にんにく、玉ねぎ、エシャロット、ニラ、リーキ)も使いません。2026年の開催期間は10月10日から18日までです。ジェー料理の屋台には、赤い文字の入った黄色い旗が掲げられています。
食事の席で使えるタイ語
| 日本語 | タイ語 | 読み方 |
|---|---|---|
| おいしい | อร่อย | アロイ |
| 辛くしないで | ไม่เผ็ด | マイ・ペット |
| ……を入れないで | ไม่ใส่ ... | マイ・サイ…… |
| おなかいっぱいです | อิ่มแล้ว | イム・レーオ |
| お会計をお願いします | เช็คบิล | チェック・ビン |
| ありがとう | ขอบคุณ | コップン |
| 乾杯 | ชนแก้ว | チョン・ケーオ |
ホテルへの移動と食事へのお出かけ
スワンナプーム国際空港からバンコクのホテルまで、Smile Taxi Serviceの送迎はセダンで600バーツ、SUVで800バーツ、バンで1,100バーツです。料金は一台あたり(一人あたりではない)の片道定額料金、高速道路料金込みです。空港でのお迎えには、実際の着陸時刻から60分の無料待機が含まれます。スワンナプーム空港からバンコクまでのセダン、スワンナプーム空港からバンコクまでのSUV、スワンナプーム空港からバンコクまでのバンから予約できます。
専属ドライバーと一緒に一日じっくり食べ歩くなら、バンコクツアー(Bangkok Tour)は最長10時間で、料金はセダン2,700バーツ、SUV 3,000バーツ、バン3,700バーツ、VIPバン4,000バーツです。北部では、チェンマイ+ドイ・ツアー(Chiang Mai + Doi Tour)が同じ車種でそれぞれ3,300、3,500、4,000、4,500バーツです。どちらのツアーもツアー・日帰り旅行のページに掲載しています。カントークディナーへ出かけるときなど、夜に一度だけ利用する移動には定額料金がありませんので、WhatsAppまたはLINEで見積もりをご依頼ください。料金は到着時にドライバーへ現金(タイバーツ)で支払います。カードでしか払えない場合は、チームからPayPalの支払いリンク(手数料5%)をお送りします。お迎えの24時間前まで無料キャンセルです。それ以降のキャンセル・変更は料金の25%(24時間前を過ぎてから)、35%(12時間前を過ぎてから)、50%(2時間前を過ぎてから)、ノーショーは100%で、ドライバーへの現金払いの場合も適用されます(詳細)。
よくある質問
タイの人はスプーンとフォークをどう使いますか? スプーンは右手に持ち、料理を口に運びます。左手に持つフォークは、料理をスプーンに押し乗せるためだけに使います。
手で食べるのは失礼ですか? もち米なら失礼ではありません。イサーンや北部の食事では、もち米は手で食べるものです。蒸したご飯やカレーには、スプーンとフォークを使いましょう。
タイのメニューにある「++」はどういう意味ですか? 価格に10%のサービス料と7%の付加価値税(VAT)が加算されるという意味です。「Net」とあれば、どちらもすでに含まれています。
お酒はどこでも飲めますか? いいえ。公園、公共交通機関、政府の敷地内では飲酒が禁止されており、罰金は最大10,000バーツにのぼることがあります。商店やレストランでは、仏教の祝日を除き、11:00から深夜0時までお酒を販売しています。
食事のあとに体調を崩したら、何番に電話すればよいですか? 医療の緊急時や救急車は1669、ツーリストポリスは1155に電話してください。
タイでの食事を楽しんでください。ディナーへの移動やホテルへの帰りに車が必要なときは、WhatsAppまたはLINEでご連絡ください。