スマートフォンは、地図であり、財布であり、搭乗券であり、家族や友人と連絡を取る手段でもあります。タイ旅行では、入国カードの記入、SIMカードの購入、車の手配、場合によってはQRコード決済にも使うため、スマートフォンをなくしたり、アカウントを乗っ取られたりすると、旅行中に大きなトラブルになりかねません。ここでは、出発前にしておく設定、安全にネットにつなぐ方法、注意すべき詐欺、そして万一のときの対処法をまとめます。
出発前にしておくこと
- スマートフォンとノートパソコンを最新の状態にする。 信頼できるネットワークにつないでいるうちに、OSとアプリの最新アップデートを出発前にインストールしておきましょう。
- 2段階認証をオンにする。 メール、ネットバンキング、SNSが対象です。SMSで届く認証コードは普段お使いの電話番号宛てに送られるため、いつものSIMカードをタイのSIMカードに差し替えると受け取れなくなります。アカウントが対応していれば、認証アプリを設定しておきましょう。
- データをクラウドストレージにバックアップする。
- 端末を探す機能をオンにする。 iPhoneなら「探す」、Androidなら「デバイスを探す」です。別の端末からサインインできることも確認しておきましょう。
- 大切な電話番号を紙に書き留めておく。 銀行のカード紛失受付の番号、保険会社の24時間窓口の番号と証券番号、そして公式サイトで確認した大使館の番号です。
- タイの緊急通報番号を連絡先に登録する。 警察は191、救急車は1669、ツーリストポリス(観光警察)は1155です。
- タイのツーリストポリスのアプリ(Thailand Tourist Police)をインストールする。 英国政府によると、このアプリはタイのSIMカードがなくても旅行者が使え、観光地の情報や、近くで起きた自然災害や治安上の懸念に関する警報を受け取れます。
入国カードをオンラインで記入する
2025年5月1日から、空路・陸路・海路でタイに入国するすべての外国人は、到着前3日以内にタイ・デジタル入国カード(TDAC)をオンラインで記入する必要があります。このフォームにはパスポート情報を入力するため、広告や見知らぬ人から送られたリンクではなく、各国政府の渡航情報などの公式な情報源からアクセスしてください(例:英国政府のタイ入国要件のページ)。
ネット接続:SIMカード、Wi-Fi、VPN
旅行者向けSIMを買う
モバイルデータ通信は公衆Wi-Fiより安全なので、まずは現地のSIMカードを用意するのがおすすめです。一例として、現在は共同で販売しているTrueとdtacのツーリストSIM(Tourist SIM)があります。
| 種類 | 有効期間 | 目安の料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ツーリストSIM | 8日間 | 約449バーツ | データ無制限 |
| ツーリストSIM | 15日間または30日間 | True/dtacで確認 | 長期滞在向け |
| データ専用SIM | 10日間 | True/dtacで確認 | 通話不可 |
この情報は2026年9月に確認したものです。購入前に、TrueのツーリストSIMのページまたは販売カウンターで、料金とプランを通信会社に確認してください。購入にはパスポートが必要で、1人が購入できるのは1ブランドにつき最大3枚までです。販売窓口によっては顔認証を求められることもあります。空港のカウンターは24時間年中無休で営業しています。
Smile Taxi Serviceで空港送迎を予約すると、500MBのタイ用eSIMを無料でリクエストすることもできます(予約時にお申し付けください)。到着してすぐにドライバーへメッセージを送ったり、地図を開いたりできます。
公衆Wi-Fi
ホテルやカフェ、空港のWi-Fiは、パスワードなしで接続できたり、全員が同じパスワードを使っていたりすることがよくあります。こうしたネットワークでは、似た名前の偽のアクセスポイントを設置されたり、保護されていない通信をのぞき見されたりするおそれがあります。
- ネットバンキング、支払い、パスワードが必要な操作には、モバイルデータ通信を使いましょう。
- 正確なネットワーク名をスタッフに確認し、オープンなネットワークへの自動接続はオフにしておきましょう。
- 共用のパソコンにはパスワードを保存せず、使い終わったら必ずログアウトしましょう。
VPNを使う
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、自分の端末とVPN事業者との間の通信を暗号化するもので、ホテルやカフェのWi-Fiを使わざるを得ないときに役立ちます。信頼できる有名なサービスを、旅行前にインストールしておきましょう。
毎日のスマートフォンの守り方
- 市場や混雑した電車の中、お祭りの会場では、スマートフォンを前のポケットかファスナー付きのバッグに入れておきましょう。
- 画面ロックまでの時間を短く設定し、PINや生体認証でロックをかけて、盗まれても開けられないようにしておきましょう。
- パスポート、予備の端末、予備のカードはホテルのセーフティボックスに預けておきましょう。パスポートの顔写真ページのコピーを持ち歩きましょう。警察からパスポートの提示を求められることがありますが、通常はコピーで足ります。
- モバイルバッテリーを持ち歩き、夜にバッテリーが切れて地図が使えなくなる事態を防ぎましょう。
お金、カード、ATM
- 銀行アプリで、取引の即時通知をオンにしておきましょう。
- ワンタイムコードは誰にも教えないでください。銀行を名乗る電話の相手であっても同じです。
- ATMは銀行やショッピングモールの中にあるものを選び、暗証番号を入力するときはキーパッドを手で隠しましょう。カード挿入口がぐらついていたり、キーパッドに余計な部品が付いていたりする機械は避けてください。
- 別々の銀行のカードを2枚持ち、別々の場所に保管しましょう。現金も同じように分けて持つと安心です。
よくあるデジタル詐欺
フィッシングメッセージ。 偽の予約確認、「アカウントに問題があります」というメール、当選通知などは、リンクをクリックさせてパスワードやカード番号を入力させようとします。リンクは開かず、自分でアプリを開くか、サイトのアドレスを直接入力してください。
予約したサービスを装った支払い要求。 事前の支払いを求められたら、すでに知っている連絡先を通じてその会社に確認しましょう。たとえばSmile Taxi Serviceでは、ウェブサイトでのオンライン決済も予約金の受け取りも行っていません。料金は到着時にドライバーへ現金(タイバーツ)でお支払いいただきます。カードでしか支払えない場合は、チームにメッセージを送ると、PayPalの支払いリンク(手数料5%)をお送りします。
QRコード。 コードを読み取って支払う場面では、確定する前に銀行アプリに表示される名前を確認し、元のコードの上にシールが貼られていないかも確かめましょう。
求人の誘い。 英国政府は、「仕事」の名目で募集された外国人がパスポートを取り上げられ、オンライン詐欺に従事させられた事例があると警告しています。SNSやメッセージアプリで届く求人には、十分に注意してください。
詐欺の被害に遭った場合は、ツーリストポリス(1155)またはスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi)のツーリスト・アシスタンス・センター(0 2134 4077)に電話し(いずれも24時間対応)、保険会社に提出するための警察の証明書(ポリスレポート)を発行してもらいましょう。
SNS、ドローン、位置情報の共有
SNS。 タイでは王室を批判することは犯罪で、長期の禁錮刑が科されるおそれがあります。これにはネット上の投稿や記事のシェアも含まれます。
ドローン。 すべてのドローンは、30日以内にNBTC(国家放送通信委員会)に登録する必要があります。未登録のドローンを飛ばすと、最高100,000バーツの罰金、最長5年の禁錮刑、またはその両方が科されることがあります。
位置情報。 リアルタイムで投稿すると、見知らぬ人に今いる場所を知らせることになります。写真はその場所を離れてから投稿し、パスポートや搭乗券、部屋番号は絶対に載せないようにしましょう。
スマートフォンやカードを盗まれたら
- 別の端末から「探す」または「デバイスを探す」にサインインし、スマートフォンをロックするか、データを消去します。
- 銀行やカード会社に電話して、カードを利用停止にします。Visaカードの紛失・盗難は、世界中どこからでもVisaにコレクトコールで連絡できます:+1 303 967 1096(ホテルや携帯電話からの通話は料金がかかる場合があります)。
- まずメールとネットバンキングのパスワードを変更します。
- 携帯電話会社にSIMの利用停止を依頼し、ログイン用の認証コードを他人が受け取れないようにします。
- ツーリストポリス(1155)に盗難を届け出て、保険会社に提出するための警察の証明書を発行してもらいます。
登録しておきたい電話番号
| 窓口 | 電話番号 |
|---|---|
| 警察・緊急通報全般 | 191 |
| 消防 | 199 |
| 救急車 | 1669 |
| ツーリストポリス(24時間、英語対応のオペレーター) | 1155 |
| ツーリスト・アシスタンス・センター、スワンナプーム国際空港(24時間) | 0 2134 4077 |
| Visaカードの紛失・盗難(コレクトコール) | +1 303 967 1096 |
Smile Taxi Serviceで安心の到着を
Smile Taxi Serviceでは、ご乗車前にドライバーの名前、車種、ナンバーをチームからお知らせするので、乗り込む前に車を確認できます。スワンナプーム国際空港では、ドライバーが4階(出発フロア)の4番ゲート付近でお待ちしています。荷物を受け取ったらWhatsAppまたはLINEでご連絡ください。約5〜10分で車がピックアップ用の車線に到着します。空港でのお迎えには、実際の着陸時刻から60分間の無料待機が含まれ、フライト状況はスタッフが確認します。
料金は1台あたり(1人あたりではありません)の片道定額料金で、高速道路料金込みです。スワンナプーム国際空港からバンコク市内までの料金は次のとおりです。
- スワンナプーム国際空港からバンコクまでセダンを予約する:600バーツ、最大3名・荷物2個まで
- スワンナプーム国際空港からバンコクまでSUVを予約する:800バーツ、最大5名・荷物4個まで
- スワンナプーム国際空港からバンコクまでバンを予約する:1,100バーツ、最大7名・荷物5個まで
お迎えの24時間前までなら無料でキャンセルできます。それ以降のキャンセル・変更は料金の25%(24時間前を過ぎてから)、35%(12時間前を過ぎてから)、50%(2時間前を過ぎてから)、ノーショーは100%で、ドライバーへの現金払いの場合も適用されます(詳細)。すべてのルートと料金もご覧ください。
よくある質問
タイではどのSIMカードを買えばいいですか? たとえばTrue/dtacのツーリストSIMなら、8日間データ無制限で約449バーツです。空港のカウンターで24時間年中無休で販売しています。パスポートをお持ちください。
到着前にオンラインで記入するものは何ですか? タイ・デジタル入国カード(TDAC)を、到着前3日以内に記入します。広告ではなく、公式な情報源からアクセスしてください。
SNSへの投稿で罪に問われることはありますか? はい。王室への批判は、ネット上での記事のシェアも含め、長期の禁錮刑につながるおそれがあります。
ツーリストポリスのアプリにはタイのSIMが必要ですか? いいえ。タイのSIMカードがなくても使えます。また、1155番は英語対応のオペレーターが24時間応対しています。
ホテルのWi-Fiは安全ですか? ウェブの閲覧には使って構いませんが、ネットバンキング、支払い、パスワードの入力にはモバイルデータ通信かVPNを使いましょう。
ドライバー情報を事前に受け取れる空港送迎をご希望の方は、WhatsAppまたはLINEでチームにメッセージをお送りください。